ビーフジャーキーな日常

(1本目)
「ほーら、ビーフジャーキーだぞー」
ぱく!

(2本目)
「さらに、もう1本!」
「うへへへへー♪」
ぱく!

(3本目)
「ほれほれ、まだあるぞー」
ぱく!

(4本目)
「いやー、こんなとこから顔出してすまんね。ズボンにシミまで作ってすまんね。うへへへへ♪」
「んー、この芳醇にしてまったりとした香り、やめられまへんなー!」
「ささ、はよぅ、寄こせ!」

てん用にとビーフジャーキーのプレゼントをもらったので、それを片手にスキンシップタイム。日頃ドッグフードの他は茹でブロッコリーとか人参とか非常にヘルシーなものしか与えていないので、このビーフジャーキーは初めてか、以前にあったとしても随分と前のことなので、これを目にした時の輝き方は尋常なものにはあらず。ちょっとでも目をそらそうものならビーフジャーキーに食いつこうとするので、「待て!」としっかりと切っ先を制します。待てを続けているうちに、次第に目の輝きの中に異質なものを見出すようになり、だんだん待ちきれなくなっているのが手に取るように分かります。そこでようやく「よし!」と声をかけると一目散にかぶりついてきます。よくもまぁ指噛まれずにすんだなぁと冷や汗ヒヤヒヤ。手にしているとどんなとこからでも顔を出してビーフジャーキーのところまで近寄ってくるのには鬼気迫るものを感じずにはいられません。兄のジーンズによだれでシミまで作ってしまう始末・・・。