
「頼むから床に水撒き散らすのやめてくれる?」


夏場は散歩から帰ってくる頃にはゼーゼーハーハーとただでさえ凄まじい顔がさらに輪をかけて凄まじい形相になります。
犬は舌をハァハァとさせることによって体温を下げようとするわけですが、そうそうすぐには下がるものではありません。少しでも涼しくなるように、とフローリングの床に四肢を投げ出して腹ばいになるわけですが、ただ腹ばいになるわけではないのです。
水飲みでひとしきり水を飲んだ後、顔から滴り落ちる水をわざと床に撒き散らした上に腹ばいになるという、なかなか知恵を使った味なまねをします。水がぬるくなったらまた水に顔をつけて撒き散らすという細かさ。
そのおかげで床が水浸しになってしまってたまったものではないので、お風呂場に直行する場合もしばしあったりします。







