究極の喜び、至高の満悦


「さっさと芋食う許可を出さんかーい!」


「おぉ、芋はやはりうまいのぅ、うまいのぅー!」


「あー、もっともっと!エクスタスィー!」

てんは芋が大好物。大好物というか、食べさせているうちに「芋はワシが食って然るべきもの」と認識するようになったのか、芋を手にしただけで期待に目を爛々と輝かせて物凄い勢いでこちらに迫ってきます。自分で食べるつもりで芋を口にしようものなら「何ワシが食うもん、勝手に食うとんのじゃ、このボケー!」と不満タラタラな表情で見上げてきます。芋を目の前に置いてお手をさせようものなら一刻も早く食べたいのか、こっちが手を差し出す前にお手・お代わりを勢いよく繰り返してきます。「待て!」のまましばらくほったらかしにしておくと1枚目の写真のようにガン飛ばして睨みつけてきます。さんざんじらした挙句に口元に芋を差し出してやるとそれはそれはもう嬉しそうに、至福の表情を満面に湛えてかぶりついてきます。これだけ嬉しそうな表情をするとついついいくつもやってしまうことになりかねず、肥満の原因に・・・。