デザイン面を支援するので探偵局をリニューアルしませんか?-1年ちょっと前の2017年9月、とある方からそんな提案がありました。2000年3月に探偵局を開設してから随分と経ちますが、少しずつレイアウトの変更はしてきたものの、大幅にリニューアル!というほどのことはしておらず、前々からやってみたいなぁと漠然と思っていたことでもあったので、そんな声に背中を押されて、「よし、いっちょやってみるか!」と決意しました。とはいえ、素人が趣味でやっていることに支援を受けるのは申し訳ないですし、自分のサイトはやはり自らの手で作らなきゃという思いもあり、自力でのリニューアルにいざ挑戦!となった次第です。
とはいえ、一口にリニューアルといってもどこをどうする?な状態で、具体的な姿が思い浮かばず、内容的に新たに増やす要素もないので、手を付けるにしても見た目を変えることくらいしかありません。元々がテキストベースでテーブルとフレームを使ってレイアウトしていた程度ですから、そりゃあポポロのイラストを描いてトップページを飾ることができれば雰囲気的に大きく変わるんでしょうけど、そんなことが出来るなら最初からやってます(笑)。絵心ゼロでイラスト描けないのやデザインセンス的なものはどうしようもないです。
となると、現状のテキストベースを継承しつつ、なおかつ見た目的に大きくリニューアルさせるしかありません。でも、細かな修正を繰り返して行き着いた当時のこのレイアウト、今改めて見ると「縦に長すぎるわー!」という状態ですが、かようにありとあらゆるものを次々と追加したことでトップページがゴチャゴチャしていたので、まずはこの辺をスッキリさせることが方向性に決まりました。
何かこう、テキストベースでレイアウトも自由でかつ更新も楽な方法はないもんだろうかと調べているうちに浮上したのがこのワードプレスだったんですね。ワードプレス自体は、2010年に探偵局のぱぐなす日記をリニューアルする際、レンタルサーバーの機能の中に入っていたものを既に使っていましたが、その頃は何かブログを作るものというイメージしかありませんでした。それからワードプレスに関する本を1冊読んでみたところ、ウェブサイトを作るにあたって色々と便利な機能があることが分かったため、探偵局のリニューアル=ワードプレス化を目指すことになりました。
ところが実際に作業を始めてみるとこれがもう難解で、今までホームページビルダーで直感的にレイアウトしていたところ、プラグインの表示位置だのトップページの上部下部、サイドバーにヘッダーフッターなどなど、なんのこっちゃと分からない要素が盛りだくさん、トップページの任意の場所にコンテンツを表示させるには何をどうすればいいの?という状況でもどかしいことこの上なし!分かるようでいて分からない胸がモヤモヤする感じ、htmlなんだけどhtmlファイルはどこにも生成されない摩訶不思議感が満載のシステムです。
それでも我慢しながら試行錯誤を繰り返しているうちにワードプレスの概念やシステム、テーマによるレイアウトの仕方を理解し、プラグインの組み込み方や表示のさせ方、サイドバーメニューの自動作成なんてことも分かるようになり、少しずつ形になっていきました。もっとも、これまで作ったhtmlの記事を自動的にワードプレスに変換できるようなツールが見つからなかったので、1つ1つ手作業で“新規投稿”し直すという膨大な手間は避けられませんでしたけど。そんな手間や苦労を乗り越えて、ようやく今の形に落ち着きました。少しオリジナルな要素を加えようと、子テーマを用意してそのCSSに手を加えて、あらかじめ決まった見出しのデザインをカスタムするような知識もいつの間にやら身に付いてます。
ワードプレス化のおかげで、更新作業が非常に楽になりました。例えば、「ポポロ広場」に記事を追加しようとした場合、これまでだと、
- 記事を書く
- タイトル一覧に追加してリンクを貼る
- トップページに更新の告知を載せる
- 更新ファイルを転送する
という手順が必要でしたが、今では記事を追加すればそのタイトルが自動的に一覧やサイドバーに追加され、トップページにも告知される上、ツイッターに通知までもが出せるという、従来のやり方では考えられなかったことが簡単にできるようになりました。また、理屈や原理はよく分かりませんが、グーグルで“ポポロクロイス”と検索すると、結果の上位に表示されるようにもなりました。まだ認知していないワードプレスの機能や気付いていない活用方法があるかもしれないので、まだまだ勉強は続きそうです。人生、いくつになっても学べることはあるものですね。
振り返ってみれば非常に手間がかかる煩雑な作業で、今回のようなきっかけがなければまず導入しようとは思わなかったでしょうから、リニューアルへの背中を押してもらったことに深く感謝、なのでありました。
そして最後に、開設間もない頃の探偵局のスクショをば。時は2000年10月頃、開設から半年ほど過ぎたあたりのトップページです。キリ番はあるわ、ウェブリングはあるわと個人のファンサイトが百花繚乱していた古き時代を髣髴とさせ、懐かしくもあり、「うひゃー」と変な声や冷や汗が出てしまいますが、こんな時代もありました。