17 ポポロカフェ増室

交流の場の1つとして、2002年2月8日に、探偵局内にチャットルームである「ポポロカフェ」を新設しました。チャットにはリアルタイムで話をすることができるという、掲示板とは異なった長所・魅力があり(このリアルタイム性がチャットの難しい部分でもありますが)、ポポロカフェが開設してから幾星霜・・・とまではいきませんが、以来数多の方々にご利用頂いているところです。
長年、といってもまだ4年と少しですが、探偵局を続けていると時折「世代交代」を感じる場面があります(世代と言っても年齢的な意味合いではありません)。ファンサイトそのものが新設・閉鎖を繰り返しながら変遷していますし、掲示板でもかつてよく目にしていた方の名前を見かけなくなってしまう一方で新しく書き込みをされる方が現れたりもして、全体的に年月とともに入れ替わりを見せています。ポポロカフェについてもまた然りで開設当時と現在とではチャットに参加されている方の構成も移り変わっているのですが、カフェでの入れ替わりは掲示板よりも非常にサイクルが短いものとなっています。
こうした動きは自然発生的なものですから通常であれば特に問題はありません。しかしカフェのようにこれが急速に進んでしまった場合、これまで参加していた人達が、新しく参加してくる人達に馴染む暇がないために、カフェに入室しづらくなってしまうという事態が起きてしまいます。もちろん新旧メンバーを問わずグループを問わずカフェが機能してくれるのが望ましい状況ではありますが、やはりチャットといえども色んな人が交わる場ですから、自然とグループが形成されるのはやむを得ないところがあります。そこでこの状況を変えるにはどうすればよいのだろう?と考えに考えを重ねた結果、今回のポポロカフェの増室となりました。
カフェを2つにすれば双方の状況を見ながら参加する部屋を決めることができます。片方の部屋だとちょっと話題的に合わないけど、もう1つの部屋なら参加できそう、今はこっちの部屋にいるけれどもあっちの部屋の内容が面白そうだから移ってみよう、といった具合に、部屋が1つしかない時よりも柔軟性があるのではないかと考えた次第です。ただ、部屋を増やす、ということは下手をすればそれぞれの部屋でのグループ化を促進することにもつながりかねず、「誰でも垣根なく気軽に交流」という本来のポポロカフェ設置の趣旨から外れてしまいかねない危険を抱えてしまうのもまた事実です。それでもあえて踏み切ったのは、いろいろな世代のメンバーがカフェに参加しやすい雰囲気を残し、そうすることによっていろいろな人達が交わりをもつきっかけになれば、との思いがあったからです。
ただし、これだけはどうか誤解のありませんように。「グループを分かつために部屋を増やしたのではない」ということです。世代とは年齢的なものを指すわけではなく、グループのかたまり的な「世代」です。だから1号室は若年向けだとか2号室は青年向けとか、年齢的なもので分かれるものではありません。どの作品からのファンからか等によって分けることなどできません。そもそもの根底にあるのは「ポポロ好き」な気持ち、この大前提を見落としてしまっては元も子もなくなってしまうんですよね。
部屋を2つにしたことによってどのような影響が出てくるのかは定かではありませんが、しばらくの間様子を見ていこうと思いますので、不便を感じる方もあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。