2002年1月11日
ボクシーの策略にはめられて大地の竜ウルスラを殺してしまったピエトロはボクシーにこう言い放ちます、「お前だけは絶対に許さない!」と。 そしてマイラを追いかけるピエトロ達はボクシーと対峙することになるわけですが、ここでピエトロはあれほど許さないと言っていた仇を目の前にしながら戦おうとすることなく素通りしようとするという思わぬ行動に出ます。果たしてその真意はいずこに?!
ピエトロは人がいいのでボクシーを忘れてしまったのではないか、ウルスラに許してもらったことで怒りを鞘に納めたのではないか、果てはボクシーであることに気づかなかったのではないかなどなど諸説紛々あります。しかしここはやはりピエトロ達がマイラの暴走を止めるべく急いでいた状況から、マイラを止めることを最優先させるために個人的な怒りは捨て、あえてボクシーとの戦いを避けようとしたのではないでしょうか?ピエトロがそこまで深く考えて行動しているのだろうかという声もありますが、本当にボクシーのことを忘れてしまっていたとするとあまりにもピエトロはお人好し過ぎますし・・・。
そんなボクシーをマイラが殺したことに対してピエトロは激しく怒ります。敵であるとか味方であるとかそういうことを超越して、自分の仲間を裏切ったこと、道具扱いしたことに対して怒りを覚えることができるところにピエトロのすごさ、純粋さがあり、だからこそ大神ユリウスはピエトロのことを見込んだのではないのか、とふと思ったりもします。