103 ポポまりに物申す

2002年10月4日

 実はポポまりについて、全く不満を感じていないかというとそんなことはなく、気になったところがいくつかあります。次回作以降、「こうなるといいな」という要望を込めながら、その辺について触れることにします。

1 タイトル画面にある予告編ムービーのメニュー

 今回一番気になったのはなんといってもこれです。タイトル画面は「これから物語が始まりますよ、ポポロの世界への扉が開きますよ」という入り口みたいなもの、そんな大切な場所にポポロと全く関係のない作品の予告ムービー(言葉を変えればCM)のメニューを置くのはあんまりかな、と。
予告ムービーそのものについては別に構わないんですけど、それならば別ディスクにするとか、例えば○ボタンを押しながら立ち上げれば見ることができるようになる、といった配慮が必要だと思います。妖精さんのカーソルをポポロと関係のないものに合わせるのって、もの凄い違和感を感じてしまうんですよね。ささやかなことかもしれませんけど、どうしても気になってしまうところです。

2 日記のムービー

 前作のムービーが収録されたことについてはもう万々歳です。ファン限定ディスクで初めて見た時に、本編でこれが入ったらいいのにって強く思ってましたから、本編への収録が決まったことを雑誌で読んだ時には思わず拍手喝采でした。
・・・でも、本編を始めて最初のムービーを観た時に愕然としてしました。

「な、なんで右下にタイトルロゴが?!」

って。もちろんその理由は分かってはいるんです。
ファン限定ディスクの場合、これを手にするのはまず旧来のポポロファンである場合が多いので、特にムービーにタイトルを明記しなくても、どの作品のものであるかは一目瞭然ですけど、本編となると初めてポポロを手にする人もいますから、きちんと作品名をつけておかないと、一体なんのムービーなのか分からなくなってしまうんですよね。分かってはいるんですけど、タイトルロゴが入ったことによって宣伝的な意味合いが含まれてしまった気がしてやっぱり釈然としないものがあります。

3 戦闘終了後のステータス画面

 これは完全に個人的な嗜好の問題なんですけど、戦闘終了後に表示されるステータス画面が、いかにもゲームです、って雰囲気を醸し出しているのが気になってます。別に毎回毎回ステータスを表示しなくても分かりますし、レベルアップした時も何がいくつ上がったかについても不要だと思うんですよね、ポポロの場合。この辺はポポロ2のようにさらっと流してくれたらなぁと思います。もちょっと細かい部分を挙げるとしたら、「収入」という表現はいかがなものかと。

 とまぁ、これがポポまりで気になったところです。「え?読み込みの遅さとか視点については・・・・?」と思われるかもしれませんが、読み込みに時間がかかるということは、読み込むデータが多いわけで、読み込むデータが多いということは、その分描写が豊かになるということなので、それなら別に読み込みが遅くたっていいかな、と。そして指摘されている視点変更についても、ポポまりの視点って思うにピノン達の「一人称の視点」なんですよね。不自由な部分があるかもしれませんけど、ピノン達と同じ視点で冒険ができてワクワクドキドキできるので、この方が好きです。対照的にFF10のカメラ視点なんかは、言わば「三人称の視点」で、見やすくはあるんですけど、どうしても冒険者ではなく傍観者のような気分になってしまうのが非常にツライです。
さてさてこの辺りは次回作でどのようになるのか分かりませんがやっぱり常に「ポポロらしさ」が強く出る方向に動いていって欲しいなと思います。