2003年1月25日
ピノンにとって初めての冒険の場所となった竜の祠。祠の一番奥でピノンが「光る何か」を見つけた時に、突如何も無い空間からヴァルダロスが現れました。ヴァルダロスは明らかに、後にピノンによってパプーと名づけられることになるこの「光る何か」を押しつぶさんとするべく襲い掛かってきたわけですが、ここで1つの興味深い疑問が湧いてきます。いかなる理由でヴァルダロスはパプーを襲ってきたのでしょう?ぱっと見には、ヤズムがパプーを倒すために差し向けたもの、と映るのですがヤズムが初めてパプーと対峙した時に驚愕していた様子からも明らかなとおり、あの時点ではまだヤズムはパプーについてそこまでは認識していませんでしたから、パプー自身を狙って攻撃してきたものとは考えにくいんですよね。ヴァルダロスがヤズムによって差し向けられたものだとすると、パプーに対する攻撃、というよりは闇の聖域への入り口でもある竜の祠へ侵入した者全般(パプーは聖域の入り口の上に乗っていた状況)に対する攻撃ととらえた方がよいかもしれません。
もう1つ、ヴァルダロスはヤズムとは関係がない、つまり元々竜の祠の番人であった、もしくは月の精霊の監視者であるという見方をすることもできます。竜の祠が闇の聖域への入り口を封じるために存在するものであるとすれば、無闇にそんな場所に誰かが容易に近づかないようにしておくためにヴァルダロスがその役目を担っていた、もしくは月の精霊が「空高くに封印されてしまった」状況から、ポポロクロイスの世界に存在してはならないものということで地上に月の精霊が何らかの理由で現れた時にそれを排除する役目を担っていたのではというとらえ方ですね。
ただファントネシアで精霊の封印を解こうとする者を攻撃するようヤズムがイブート等を予め差し向けていた状況を考えると、やはり闇の聖域の入り口に近付こうとする者があった場合に攻撃をするようにヤズムがヴァルダロスを使ってガードさせていたものだと思います。ヴァルダロスが出現した時も漆黒の闇の空間の中から現れたことですし。竜の祠とはそもそも何のために存在するのか、パプーはどういういきさつで竜の祠のあの場所にいたのか、この辺りをどう考えるかによってヴァルダロスに対する見解も異なってくるわけですが、本当のところは果たしてどうなんでしょうね?