2020年12月12日
7月に開催された前回に続き、12月4日(金)から6日(日)までの3日間、BOOKMARK浅草橋(東京都台東区浅草橋1-21-6 宝山ビル1階)において、ポポロクロイス物語アート展が開催されましたのでレポートします。ナル笛の運営がセガからepicsに移って約2年になるという「もう1つの2周年」でもありますね。今回のレポートも前回と同様に、飾ってあった原画をバーン!と載せるというよりは、会場の様子をご紹介するような構成になっていますのでご了承ください。
まずは全体のレイアウト。福島敦子さんの原画、ナル笛のイメージ映像やキャラ設定資料が展示されたほか、田森先生のビデオレター、過去のグッズ展示、缶バッチのリアルガチャ、クリアファイルやTシャツといったグッズ販売、さらには抽選でプレゼントされる田森先生の直筆サイン色紙3枚のお披露目などなど、非常に充実した内容となっていました。
①入口に飾られていた看板です。今回は事前申し込みが基本でしたが、入場者数に空きがある場合には飛び込みで入ることは出来るようになっていたのが前回とは異なる点でした。コロナ対策は前回同様にしっかりと取られていましたね。
②今回の缶バッチガチャは外に置かれていました。会場に入れなくてもガチャは出来るという配慮ですね。配慮なのか地獄の釜の蓋が開くのかは神のみぞ知るですが、1人3回までという制限があった前回とは異なり、後ろに待っている人がいれば5回で交代というルールはありますが、時間と予算が許す限りは何回でも引ける仕様になっていました。コンプしようと思ったら相当の覚悟が必要ですね・・・。
③そして今回の会場内。前回はモニターの下にテーブルを置いてそこにも原画を展示していましたが、今回はポスターのみになってスッキリしていました。左奥のモニターにはナル笛のキャラ設定画が表示されていて、ページのレイアウトどころかノンブルまで入っており、このまま印刷すれば本に出来るのに・・・という状態でした。思えば、設定資料集も2年前のポポロファンフェスタで発売される予定でしたが、セガからの移管直後というタイミングでイロイロと思うようにいかなかったのだとか。なんとか発刊されることに期待しています。
④会場でグッズの購入金額2,000円毎に1回応募できる、田森先生の直筆サインプレゼントが飾ってありました。
⑤正面の壁かけテレビでは田森先生のビデオレターとナル笛の設定資料が上映されました。ビデオレターの内容は、やまゲンさんこと山元哲治さんが、事前に公開募集しておいた質問を投げかける形で、以下のやりとりになっていました(山:山元哲治さん、田:田森先生)。
山:一番多かったのはこれからのポポロをどうしたいのか?という質問。
田:私としてはなるべく続けていきたい。どんな形でもいろいろな形で続けていこうと思っている。
山:質問の中に4コマ漫画は描かないんですか?と。
田:サイトで描いてもいいかなぁ。そういうやり方もあるよね。ポポロクロニクル3は書き上げたいと思っている。クロニクル3はナルシアが中心のお話でみんなが知りたいと思っているナルシアとカイの関係とか。質問の中にカイの関係について非常に鋭いものがあった。ポポロクロニクル2でナルシアのお父さんが誰か明らかになったが、カイという存在はモデルがいなければカイになれない。その辺について謎が明らかになる。
山:ボリスとラクシャの質問が非常に多かった。
田:ラクシャはガバスの近くの、辺境の村の出身で、その村が襲われてさらわれてサーカス団に売られたという経緯がある。ボリスをどう思っているかについては、ラクシャにお兄さんがいて、お兄さんの面影をボリスに重ねている。恋愛というよりは兄妹という感じで接している。
山:孤独というか、ラクシャの目から見たボリスが親のような兄妹のような・・・?
田:うん。
山:ディケイドの質問が山のように来ていて、何で呪われているのだろうか?と。
田:分かりません(笑)というかあの村自体が何だか変な人が多い。
山:村長も変ですからね。変な村長の子供ですから。
田:(呪いがあると)思い込んでいるだけかもしれない。
山:そうですね。竜族の血を引いているエレナやピノン王子は竜族の力を発揮しますかという質問が。
田:もう発揮している。ピノンは竜の剣を持っているが、竜の剣は竜族でなければ持てない。
山:最後にポポロクロイスのファンに一言
田:長い間お付き合いいただきましてありがとうございます。親子、孫の世代までつながっているファンが多く、ファンの皆さんには感謝しています。ポポロクロイスの温かい世界観を受け入れられているということは非常に嬉しく思っています。そういう世界観のものをもっと続けていければいいなぁという感じに思っています。これからもよろしくお願いします。
⑥奥の展示室に続きます。右側壁にはポポロ2の原画、正面にははじまりの冒険の原画が飾られています。
⑦右側の壁の別アングルです。今回初めて展示されたものはありませんでした。
⑧展示室の真ん中に置かれていた2つの飾り棚です。奥の柱にはポポローグのカレンダーが飾られています。
⑨1つ目の飾り棚には歴代のポポロのぬいぐるみとグッズが並べられていました。
⑩左側の展示の別アングルです。
⑪左側の壁にはポポローグの原画がまとめられていました。
⑫2つめの飾り棚にはポポロの歴代のゲームとサントラが並べられていました。
⑬奥の展示室の別アングルです。
⑭奥の展示室から戻る時の視点です。左側にポポロ1の原画がズラリと飾られています。
⑮こちらのモニターには、ナル笛のイメージイラストや浴衣や水着といった特別衣装の設定画が表示されていました。ビックリだったのは浴衣の設定画ではキャラの名前が全部漢字で書かれていて、思わず暴走族かい!とツッコミを入れずにはいられませんでしたとも。露美云=ロビン、羅慈英=ラジェ、詞舞亜=シヴァ、那陀瑠=ナダル、紗陀亜=シャダ、比恵○露=ピエトロ(※○の漢字が分かりませーん)、那瑠詩亜=ナルシア・・・崩し文字で判読しにくいものもあったので違っていたらゴメンナサイ。
⑯もう1つのモニターではナル笛のポポログラフティのストーリーが流れていました。「ポポログラフティは、ポポロクロイスの世界に生きる人々のちょっとした日常を描くショートドラマ」。また、モニターの上にはディケイドの塗り絵コンテストの応募作が展示されていました。
⑰こちらのグッズコーナーにはTシャツとトートバッグが並べられていました。
⑱クリアファイル、ポストカードとナル笛の主題歌CDのコーナー。今回、ナル笛のイメージイラストを使ったポストカード9枚が追加されています。
やはり今回もコロナ禍で非常に厳しい状況ではありましたが、前回に引き続いてこのアート展を開催していただけたことに深く感謝たいと思います。