2001年1月12日
推定年齢800歳、まさにポポロクロイスの生き字引とでもいうべき存在のギルダ、何をきっかけに森の魔女としてフローネルの森を守ってゆく道を選んだのでしょう?長い年月の間、どれほど多くの人と出会い、別れてきたのでしょう?ギルダはナルシアに忠告します、「森の魔女は人間と一緒になることはできない」と。この時まだギルダはナルシアが妖精族であることを隠していたので、果たしてこれが森の魔女のことを言っているのか妖精族のことを言っていたのか定かではありませんが、ナルシアのことを心の底から心配するあまりの発言です。ギルダがナルシアを傷つける覚悟で言わなければならなかった背景には、過去にそうしたことがかつてあり、決して良い結末を迎えたことがなかったことを何度も見てきた、もしくはギルダ自身の経験だったのかもしれません。タブーなのか、愛する者に先立たれる悲しみなのか、事情は分かりません。ナルシアに辛い思いはさせたくない、そんな一心からの忠告だったのではないかと思います。「ギルダ姉さん」と呼ばれながらも、本当は母親のようにナルシアを育ててきたのでしょう。これからもフローネルの森を守りながら、ポポロクロイスの歴史を見届けていくのでしょうね。