2001年11月2日
サボーが運んできた水晶球の横で、城の魔法使いがこう言います。「われわれが使う魔法のみなもとはどうやらブリオニアにあるようです」と。となると魔法というのはレムリア文明の遺産ということになるわけですが、魔法とはどういうものなのかを少し考えてみましょう。
ファイヤーボール、ウィンドシュート、アイシングブルーなど、魔法は火や風や水の力を利用したものが数多くあります。そして火・風・水は、来年3月に発売される「ポポロクロイス~はじまりの冒険」のオープニングでナルシア王妃が息子ピノンに説明しているように、精霊たちが起こしているものです。ならば魔法と精霊とは密接な関係があると考えられるわけで、「精霊から力を借りるための呪文(技術)が魔法」、ととらえることができそうです。
「魔法のみなもと」という言葉については、
・精霊から力を借りるための呪文(技術)体系を確立したのがブリオニア(レムリア文明)である
・ブリオニアから魔法を使うための魔力が供給されている
のいずれかを意味するものと思われます。しかし後者のとらえ方をすると、バルの心臓が停止して墜落したブリオニアに果たしてそのような力が残っているのだろうかとの疑問(実際ブリオニアが活動を停止した今でも魔法は健在しています)が残るので、ここでは前者の意味で魔法使いが先ほどの内容を話したと考えるのが妥当のような気がします。
人間族は精霊から借りる力だけでは満足できず、それを上回る力を手にするために禁断のカオスの力に目を向けてしまったのかもしれませんね。