2002年8月30日
ポポまりで、今まで2Dで表現されたポポロクロイスの世界が3Dへと変更になり、見た目はもちろんのこと、町や城の造りも大幅に変わることとなりました。さぁこの変更が意味するところはどんなところにあるのか考えてみましょう。
一番分かりやすい考え方は「すべてを改築した」。説得力が非常にあってすべてのことに説明がつきます。でもポポまりは、ポポロ2から15年後の物語。ピエトロが王に即位してから10年後の世界です。となるとどうしても「10年や15年でそんなにがらっと改築できるのだろうか、仮にできたとしても何のために全てを改築したのだろう?」という疑問が湧いてきますが、ピエトロ達の冒険はポポロ2で終わったわけではなく実際にはまだまだいくつもの冒険が繰り広げられたことでしょう。そしてその中にはまたもポポロクロイスに危機が迫るような出来事があったのかもしれません。その時にお城や町が大きなダメージを被ってしまい、新しく造り直すことになった・・・と考えることができます。
別の考え方としては「表現方法の違い」。以前に「32 ゲームとアニメの差異」の中で触れたことがありますが、1つの同じ世界を表現する場合に、その方法が違えば描かれるものは当然異なってきます。例えば地球儀を平面で表現しようとすると、そのままの形では再現できないので、一部の大陸の形が実際のものと異なってしまったり、距離と方位を正確に表現するために大陸の形が相当極端な形にするなどいろんな表現方法があります。今回町並みや城の構造が変わっているのは、そのものが変わってしまったのではなく単に表現方法が違っているためにそのように見えるだけ、という考え方です。
前者も後者もそれぞれに説得力があります。私は基本的には後者の考え方をしています。とはいえピエトロのおみやげ部屋が屋根裏から1つの部屋に移っていたりしていますから、全面改築とはいかないまでも、部分的に改築された部分もあるのだとも思ってます。要するに改築説と表現方法説の両方だということですね。エンターブレインのポポまりガイドブックのインタビューにもこの辺のことが書かれていますのでぜひぜひ一読を!