12月20日(土)、21日(日)と2日間にわたって、幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2004」において、次回作「ポポロクロイス 月の掟の冒険」の専用ブースが置かれ、その一端に触れることができるようになっていました。どのように展示されていたのかを、謹んで報告いたします。
展示ブース全体
入場について
朝7時頃に会場に着いたのですが、既にこの状態でした。幸い午前9時開場の予定が午前8時30分に繰り上がり、この場所から15分程でポポロのブースにたどり着くことができましたから、さほどの混雑は覚悟していたよりはありませんでした。もっとも朝イチということなので、どの時間帯に行ってもスムーズに入られるかどうかは定かではありません。
ポポロブース
ポポロブースで展示されているのは、「しゃべって動くガミガミ魔王看板」「CM・セカンドTVアニメプロモーション映像」「海の冒険シアター」の3つです。
ガミガミ魔王看板はセンサーがあるのかランダムなのかは定かではありませんが、看板に近づくと動きながらいろんなメッセージをしゃべってくれます。メッセージの種類だけでも10種類近くあると思いますので、全部聞き終わるまでその場でじっとしていることになります。いや、どうしても全部聞きたくなってしまうんですが(笑)。
「CM・セカンドTVアニメプロモーション映像」はテレビで流れている「月の掟の冒険」のCMと、アニメの公式サイトで公開されているセカンドTVアニメ放映開始時の番組紹介のプロモーションムービーです。この2点については特筆すべき点はありません。
そして今回のブースの最大の目玉となるのは「海の冒険シアター」。ここでは「月の掟の冒険」最新映像と、「ガミガミ魔王・エレナ・モンバ3人の戦闘シーン」を体験することができるようになっています。これは事前にブースの受付で整理券が配布されますので、これを受け取っておけば、あとはその時間までは何の心配もなく過ごすことができます。1日分をいっぺんに配布するのではなく、「11時上映分の配布は10時から」と時間を区切って配布されますから、朝早くに行かないとその日の全ての整理券がなくなってしまう、ということもありませんので安心しましょう。こういう気配りが嬉しいですね。
シアターの中に入ると正面に大きなモニターがあり、約20台のプレステがずらりと並んでいます。
始まったかと思うと、いきなり目の前にはピノンの人形が出てきてビックリ!ガミガミ魔王の人形もすぐに登場して、掛け合いしながら「月の掟の冒険」について紹介してくれます。さらにはガミガミ魔王自身の自己紹介もありますから、ガミガミ魔王ファンにとっては感涙ものであることは間違いありません(「トレジャーハンター」とか「風雲黒潮大魔王」とも名乗っているようですが・・・・)。人形劇が終わるといよいよムービーの上映です。最新映像については、どの程度ネタバレになっているのか非常にヒヤヒヤしながら観ていたのですが、謎と期待を目一杯大きく膨らませてくれますが、これを観たがためにネタバレになるような部分はありません。安心して観ることができます。もちろん観ているだけで涙出そうになるのは言うまでもありません、はい。
そして戦闘シーンの体験版ですが、ガミガミ魔王・エレナ・モンバ3人がパーティーとなって海岸を走り回ることができるようになっていて(実際の冒険をこのメンバーで走ることはないと思うので非常に貴重かも?!)、歩き回っているうちに戦闘に突入します。今回戦闘システムが大きく変わることになったのですが、戸惑う部分はまるでなく、直感的に操作が分かります。もう最初の戦闘からみんなの特技バンバンに使って驚き喜んでいた位ですから(笑)。ただ、上映1回の制限時間が、ムービーを含めて20分なので、2~3回の戦闘で時間切れとなってしまいます。なお、気になる読み込みについては、ポポまりの時に比べると速くなっているのは間違いありませんが、「うわっ、ムチャクチャ速っ!」と驚くほどのものではありません。ただまだ現時点製作途中で読み込みが途中で滞ってしまったりと不安定な部分が今回の体験版では残っているとのことなので、製品版ではまだまだブラッシュアップが図られるものと思います。
シアターが終了して、退場する時に、ポストカード3枚セットがもらえます。これは各自が座るモニターの足元に箱が置かれていて、既にその中に1つ入っていますので、自分でそこから取り出して持って帰るという、宝箱を開けるようなワクワク感を味合わせてくれる心憎い気配りがされています。ただし、箱の中には1つしか入っていませんので、自分の分以外に複数持ち帰ることはできません。
今回判明したこと
- 来年1月4日からTVアニメのエンディングテーマが、「月の掟の冒険」のテーマソングである「桜見丘」に変わります。
- 「桜見丘」シングルCDと「月の掟の冒険」ソフトそれぞれに封入される連動特典応募シートで、抽選で「ポポロクロイススペシャルグッズ(非売品)」がプレゼント!
ディレクターに直撃質問
ポポロのブースに行って展示されているものを見てそれでおしまい、では探偵局の名折れです。以前東京ゲームショウでポポまりの展示があった時に同作のディレクターである鈴木さんがブースそばにいらっしゃったのと同様、今作のディレクターである梅崎さんの姿をブース付近でお見かけしたので、喜び勇んで色々と質問をしてきました。それを書いて、今回のレポートの締めといたします。
Q. | 正式な発売日はいつでしょう? |
A. | 現時点では3月としか言えませんが、近いうちに発売日の発表があると思います。 |
Q. | 発売延期の理由はなんでしょうか? |
A. | やはりより一層の完成を目指してブラッシュアップするためです。 |
Q. | 「はじまりの冒険」のように延期が繰り返される可能性は・・・? |
A. | 今回の延期は前回とは状況が異なりますので、それはありません。 |
Q. | アニメの後半で次回作の内容に触れることになりますよね? |
A. | 話が先に出ることになります。でもベースの部分は同じであってもゲームとアニメは別の見せ方をしているので大丈夫ですよ。 |
Q. | 読み込み速度やハードディスクの対応は? |
A. | 読み込みについては、前回よりも相当速くなっています。今回ハードディスクには対応しませんが、ハードディスクがなくても読み込みに問題はないでしょう。 |
Q. | 今回の作品は・・・? |
A. | 今回は戦闘の面白さを増やして、よりゲームが楽しめるようになっています。キャラの育成や隠し要素がたくさんあるので、非常に長く楽しめるんじゃないかと思います。既に現段階での平均プレイ時間は50時間になってます。 |
Q. | ということは「ポポローグ」に近い感じになるのでしょうか? |
A. | ポポローグのゲーム性とはまた別のもので、あえて例を挙げるとしたら隠し要素など「ゼルダの伝説」に近いゲーム性です。 |
Q. | 気になる進行状況は・・・? |
A. | まだ現時点データを詰め込んでいる段階で、9割方は終わり、バランスなどの調整も行っています。デバッグ等はこれからなので非常に忙しくなります。 |
とここまで聞いたところで、海の冒険シアターが始まることとなったので、質問は終了することとなりました。色々お答えいただきましてありがとうございました!(ちなみに体験版の不測の事態に備えて梅崎さんは両日ともブースに張り付かれているとのことです)