2004年9月26日
ポポロの最新作のニュースが出て新たなイラストが掲載されるのを見る度にそれはそれはもう心ときめくものです。イラストだけ先に出た場合、内容がまだ明かされていないだけに大いに想像力をかき立てられることとなります。ポポロ2の発売後約1ヵ月後に公式ページの掲載されたイラストがまさにそんな感じでした。今ですらそのイラストを見ればピノンであることは一目瞭然ではありますが、「ポポロ2の発売後約1ヵ月後」という時期を考えれば当時の反響がいかほどのものであったかは想像に難くないでしょう。
その次に発表になったイラストもまた然り。「ポポロクロイス物語3 はじまりの冒険」とタイトルとともに掲載されたのは、「青い髪の黄金の鍵を首にぶら下げている女の子がピノンと赤い服を着た男の子を両手に海の上を飛んでいるイラスト」、これも今ならどの場面を描いたものか分かりますが、先のピノンのイラストと同様、あの女の子は誰?なぜ黄金の鍵を持っているの?なぜ海の上を飛んでいるのだろう?赤い服の男の子は何者?などなど憶測推測がビュンビュン飛び回ったものでした。
前置きが随分と長くなりましたが、今回ここで取り上げたいのはこのイラストです。よーく見てみるとルナの耳は人間の姿をしている時のままなんですよね。当時は疑問にも思わなかったことがルナの正体を知った今となっては逆に不思議に思えてきます。なぜルナの耳の形がそのままなのか?イラストが発表された時期を考えればおのずと答えは出てきますが、そんなありきたりのことでは面白くありません。こういうところにこそ独断と偏見を差し込む余地がありますっ!
ということで提起したいのが黄金の鍵の力の及び方について。唐突ではありますがこんな仮説を立ててみました。「黄金の鍵で変身する場合、その力は足から頭にかけて及ぶ(ルナ限定)」と。ではなぜ足からなのでしょう?黄金の鍵にはそれを持つ者が思い描く姿を与える力があります。ルナが初めて黄金の鍵を使う時に願ったこと、それは「人間の女の子の姿になりたい」、ですよね。海の妖精族と人間族との大きな違い、それはやはり「足」にあります。ですからルナが変身したい姿を思い浮かべた時、その意識は自然と「足」に向かうのではないか、黄金の鍵もその意識に応じる形で、変身した姿を与えるのではないか、と考える次第です。こう考えるとルナが黄金の鍵を使った場合は、「足から頭にかけて姿が変わる」と考えても不自然な点はなくなります(と思います)。
そうすると、先のイラストについてはどのように考えることができるのかというと、「足元から元の姿に戻っている最中で、まだ頭のてっぺんまで黄金の鍵の力の解除が及んでいない瞬間」、となるわけです。ですから元の姿に戻っているルナの耳があのような形をしていてもなんら不思議ではないことになる、というわけです。あのイラストの1秒後を描いたらきっと耳は海の妖精族のとがった形をしていることでしょう。
イラストの見方も百人百様、当時の発表されたイラストを今見返してみると他にも色々新しい発見があるかもしれませんね。