2004年11月18日
これまでに何度もこのポポロ広場の中で、ファーストTVアニメに登場する風族について考えてきました。ようやく1つの結論に辿り着いたので、総決算・・・いやこれで本当に自分の中で総決算になるか定かではありませんが、その結論に至った根拠等をまとめていくことにします。
辿り着いた結論というのが、「風族は人間族である」。風族の正体を考えるにあたって、ポポロクロイスミュージアムに2つのヒントが示されていました。まず1つはクロコネシア人についての説明(田森庸介先生によるQ&Aコーナー内)です。これによるとクロコネシア人は、
・クロコネシア人はうたかたの神殿とレムナスを守るために特別な力を与えられた人種である
・基本的には人間族に属する
・その役割のために屈強な体を持ち、闇を引き裂く「雄叫び」という技を使える
とのことです。この考えに沿うと、風族もまた同様の存在ではないかと思えるんですよね。いつ頃、何をきっかけとしてそのような力を与えられたのかは定かではありませんが、クロコネシア人の特別な力があたかも「雄叫び」のように見えるのと同様、闇と闘うためにあたかも「風」のように見える力(と空を飛び世界を旅する力)を与えられた人種というのが風族であり、最初からそのような名前だったのではなく、持つその力の様子から「風族」という名前で呼ばれるようになったのではないかと推察します。そしてもう1つのヒントは、月の精霊についての説明です。同様に書かれていることを引用すると、
・(ポポロクロイスの)闇の力が増してきたので、月の精霊の1体(であるパプー)が闇の力に対抗するために降りてきた(注:カッコ内は私が付記したもの)
という一文。月の精霊は本来ポポロクロイスとは別世界である月にいますが、このように闇の力の脅威によってポポロクロイスの世界に現れることがあるわけです。風族についてこれを当てはめると、「元来風族はポポロクロイスとは別の世界で、人間族と同様にカオスを監視しながら暮らしていたが、闇の力がポポロクロイスの世界に影響を及ぼすようになってから次第次第にこの異世界からポポロクロイスの世界に現れるようになったのではないか」、とみなすことができます。とすると「魔法のスープ」の中で酔っ払ったストンとサンダが「風族はカオスを倒す云々」を話していましたが、この考え方に沿うとあながち酔っ払いの妄言、というわけでもなさそうです。
風族=人間族、とすると、飛んでいるナルシアを見てなぜサンダが「空飛ぶ人族だ」と言ったのか、風族こそ空飛ぶ人族そのものではないのか?との疑問も出てきますが、ナルシアが飛んでいるのは風族の力とは異なるものであることを感じ、なおかつ風族自身が長い年月の間、「風族は他の何者でもない風族」と思うようになっていたとしてもなんら不思議はありませんから、このサンダの言葉も矛盾はないものだと思われます。
以上のいきさつから風族は人間族である、との結論を出したわけですが、今度この考えを念頭に置きながらポポロのファーストTVアニメを楽しんでみようと思っています。その結果また別の考え方が出てくるかもしれませんが・・・。その時はまたこの場でそれをまとめていくことといたしましょう。