２００３年２月７日
妖精族は精霊が集まることによって生まれた種族であるわけですが、
・妖精族の血を引いていると精霊を見ることができること（ナルシアやピノン）
・精霊みんなが妖精族の血を引くピノンに会って話ができたことをあんなにも喜んでいたこと
からも分かるとおり、妖精族と精霊との間には密接な繋がりがあるみたいです。実際、妖精族は神と同様、精霊をくっつけることによっていろんな生き物を誕生させることができる存在なんですよね（エンターブレインのガイドブックには妖精族が誕生させた生き物の中から竜族が生まれた、と書かれています）。妖精王メディアが転生の秘術を行うことができるというのは、おそらくこの「生き物を誕生させる」という妖精族の能力と決して無縁ではないと思います。転生の秘術はメディアのみ修得していることから、一度誕生した生き物を別のものに変えるというのは、精霊から生き物を誕生させることと比べて相当困難なことであり、誰にでも許される術ではないのでしょう。
いたずら好きな妖精がモンスターを作った、という歴史もあるようなので、ポポロクロイスの世界における妖精族の存在は非常に興味深いです。さらにはこの妖精族の役目と、森の魔女の役目とは合い通じるものがあってそこに１つの可能性を見出すことができるのですが、詳細は次項にて。