120 森の魔女の役目

2003年2月16日

 精霊をくっつけることによって生き物を誕生させることができる妖精族。実は森の魔女も同様の力を持っていて、草や木を作り出すことができるそうです。アニメの中でしおれたタンポポに手をかざして元に戻してあげていたナルシアの力はもしかするとその片鱗なのかもしれません。そのような重大な役目を負っておるわけですから、相当の修行を積まないことには森の魔女になることはできず、そしてその修行に耐えうるほどに自然を愛する心を持ち合わせていなければいけないのでしょう。こうした共通の力を持っていることから、妖精族と森の魔女はお互いに親しく、密接な関わりをもっているものだと考えられます。
妖精王メディアが何かから逃れるように急いでナルシアを誰かに預けなければならなかった時(なぜそのような状況であったのかは今後の大きな謎ですが)、彼女はギルダを選びました。森の魔女であるギルダならきっとナルシアを守ってくれる、きっと愛情を注いでまっすぐに育ててくれる、そう確信した上での選択であるのは間違いありません。ギルダが妖精族の長たるメディアからそこまでの信頼を得ていたのは、まさにギルダが他ならぬ妖精族と密接な関わりがある森の魔女であったからではないでしょうか?きっとフローネルの森を守っているギルダの力は妖精族からも一目置かれていたのだと思います。
森の魔女が妖精族と密接に関わりがあるからこそ、ギルダはフローネルの森をレオナに預けているのでしょう。レオナの母親が動物と話すことができる力を持っていたこと、そして妖精の森のすぐそばで暮らしていたことからも、おそらくレオナも妖精族と何らかの関わりがあるはず、そして誰よりも森や動物を深く愛するレオナだからこそ、ギルダは彼女を選んだのだと。
ポポまりの中でギルダは登場しませんが、おそらく世界のあちこちの森を訪れ、もしくは他にも存在すると思われる森の魔女のところに行って力を貸しているのでしょうね。再びポポロクロイスに戻ってきた時にピノンにどのように接し、進むべき道をどう示してくれるのかが大いに気になるところです。